土地と注文建築の予算と実際の違い
こんにちは、アイエー住宅販売狭山支店の不動産職人です。
今回は、宅地建物取引士の立場から「土地購入の費用」、二級建築士の立場から「注文建築を立てる際の費用」について、お話していきたいと存じます。
まずは例のごとくChatGPTに聞いてみました。
「土地と注文建築の予算を立てる際には、いくつか重要な点が考慮されるべきです。まず、土地の購入費用や周辺環境、利便性などを調査し、予算内で最適な土地を選定することが重要です。また、注文建築の場合は、建築デザインや仕様に応じて費用が変動するため、細かなニーズや希望を事前に具体化することが必要です。さらに、建築家や建築会社とのコミュニケーションを密にし、予算内で理想の注文建築を実現するために協力して計画を進めることも大切です。」
以上
注文建築を立てる際の実際にかかる費用
予算内で理想の注文建築を実現することが重要とのことです。
「土地が１５００万円で建物が１５００万円なので、予算は３０００万円で計画しています」というお客様が多くいらっしゃいます。
そこで、今回は「３４条１２号の土地１５００万円」の土地を購入して、「坪単価５０万円×３０坪＝１５００万円（本体工事）」の場合、総額がどのくらいの金額になるか一般的な例でシミュレーションしてみます。
土地について
土地代金 １５，０００，０００円
契約書印紙代 １０，０００円
固定資産税清算金 ３０，０００円（お引き渡し日・場所により変わります）
仲介手数料 ５６１，０００円
建物について
建物本体 １５，０００，０００円
追加工事 ２，０００，０００円（予算取り）
設計図書費 ４００，０００円（建築・設計会社による）
開発申請費 ５００，０００円（測量会社による）
上下水取出工事 １，５００，０００円（必要な場合・現場による）
本下水区域外流入 ３００，０００円（必要な場合の概算）
雨水トレンチ工事 ４５０，０００円（必要な場合の概算）
屋外給排水工事 ２００，０００円（建築会社による）
地盤調査費 ８０，０００円（保証含む）
地盤改良費 １，２００，０００円（鋼管杭等の場合の概算）
電気外線引込工事 ５０，０００円（建築会社による）
水道加入金 ２５０，０００円（市町村と口径による）
造成工事 ２，５００，０００円（現場による）
外構工事 １，５００，０００円（予算取り）
地鎮祭 ５０，０００円（行う場合）
諸経費
契約書印紙代合計 ２０，０００円
表示登記 ９０，０００円（土地家屋調査士による）
移転・保存・設定登記 ４００，０００円（司法書士・借入金額等による）
火災保険 ２０，０００円（１年払いの場合の予算取り）
住宅ローンを３，０００万円利用する場合
保証料 ６２０，０００円（金融機関による）
事務手数料 ５５，０００円（金融機関による）
印紙代 ２０，０００円（ローン種類による）
他に、TVアンテナ工事、カーテン・照明器具などが必要になります。
※上記金額は、現場や建築会社により大きく異なる場合もございます。
まとめ：実際に思っていた予算よりも費用はかかります！
いかがでしょうか。
土地と建物（本体）以外に「１２，８０６，０００円」が必要という計算です。
冒頭でお話しした「土地が１５００万円で建物が１５００万円なので、予算は３０００万円で計画しています」と言うお客様であれば、実際にかかる費用は４０００万を超えてしまいます。
この費用は現場の状況や建築会社によっても大きく異なる可能性がありますが、少なくとも、それなりの金額が必要になることはご理解いただけたのではないでしょうか。
以上、皆様の建築計画の参考になりましたら幸いでございます。
また、上記のような費用をかけなくても、お考えと生活スタイルをほんの少しアジャストすることで、低予算でご希望をかなえられた例も数多くございます。
是非、弊社に一度ご相談いただければ幸いです。
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