入間川七夕まつりに関連して ~読書のすすめ(星祭りの町)~


皆さんこんにちは!アイエー住宅販売狭山支店営業事務の藤本です。あっという間に8月ですね。とりあえず…暑い(;´Д`) 私は夏が苦手なので、早く夏終わらないかな、と思いつつ、過ごしています(´Д`)さておき、前回のコラムでは入間川七夕まつりについてご紹介させていただいたのですが、今回はそれに関連した本を見つけたのでご紹介させてください(*^^*)

星祭の町 

先日、狭山中央図書館を訪れました。私は狭山市民ではないのですが、職場が狭山なので借りられるはず、と思い、職員さんに聞いてみたらOK♪ヽ(´▽`)/ せっかくなので狭山に関連する本が読みたいな、と思い、レファレンスもついでにお願いしたら郷土参考資料室に案内されました。そこは資料の持ち出しを制限するためなのか、荷物はロッカーに入れなくてはならなかったので、正直面倒臭い、と思ってしまったのですが、おかげで興味深い本に出会えました。津村節子さんの「星祭の町」という本です。

星祭の町

あらすじ

両親を亡くし、江戸時代から続く七夕の町に疎開した三姉妹。次女・育子はそこで敗戦を迎え、進駐軍による町の変貌を目の当たりにする。私利私欲に走る軍人たち、米兵にぶら下がる厚化粧の女。日本はこのまま滅亡してしまうのか。それでも復興した七夕祭りに商店街は活気づき、賑わいが蘇る。自立の道を探しつつ、淡い恋に心ときめかす育子の青春の日々。著者の自伝的小説、第二作。

著者について

津村 節子(つむら せつこ、1928年(昭和3年)6月5日 – )は、福井市生まれの小説家。
1965年「玩具」で芥川賞、1990年『流星雨』で女流文学賞、1998年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2003年「長年にわたる作家としての業績」で恩賜賞・日本芸術院賞受賞。同年日本芸術院会員となる。2011年「異郷」で川端康成文学賞受賞。

この本は終戦~戦後間もない埼玉県・入間川の様子を描いたものです。戦争により、基地の町になってしまった入間川。アメリカ兵が大勢押し寄せ、町の人はときにトラブルに遭いながらもアメリカ軍と交流していた様子が伺えます。内容的には戦後の復興に焦点を当てているのですが、戦争中は中止されていた七夕祭りの賑わいが戻ってくることによって、日本が少しずつ元気を取り戻して行く様子が描かれています。自伝的小説、ということもあり、かなりリアルです。
本の中盤ぐらいまでは終戦時の入間川の町の様子が描かれており、当時の生活の厳しさも伺えました。中盤ぐらいに3年ぶりに行われる七夕まつりの様子も描かれています。当時は紙がとても高価なものになってしまっていたので、新聞紙で七夕飾りを作る、など工夫をされていたようですね。戦後間もない時期、一つの町に絞った話ではありますが、戸惑いながらもアメリカ軍と関わって来た町の人々の様子が、分かりやすく描かれている小説でした。

昔の七夕まつりの様子、戦争真っ只中で育ち、戦後にいきなり変わった国の方針に戸惑う当時の方の心境、歴史的観点など、様々な視点から読める小説だったので、正直今の私達から読むと、読みづらく感じる文章ではありましたが、最後まで引き込まれながら読んでしまいました(^^)

入間川七夕まつり

入間川七夕まつりは、江戸時代の中ごろから行われていたと言われています。この頃の七夕は、1メートルぐらいの笹や竹の枝などに短冊や千代紙などを下げて、五穀豊穣や無病息災を願い家々の軒下などに飾っていました。また夏の日照りによる干ばつが起こらないように、雨乞い祭りとしての意味もありました。従って、この祭りが行われていた8月の6日か7日の
いずれかは、夕立などの雨が降るといった現象があったそうです。現在の七夕まつりは、土曜日と日曜日の開催となっています。また、短冊に書く願い事は、里芋の葉にたまった夜露で墨をすり、子ども達は「どうか字がうまくなりますように七夕さま」などと書き、大人はお供え物をして今年も農作物がたくさんとれますようにとお祈りをするなどしたそうです。

 

さて、明日、明後日と行われる今年の七夕まつりですが、暑さが容易に予想できます(;´A`) 当店の前にうちわを置いておく予定ですので、皆様ご自由にお取りくださいm(_ _)m